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ものすごいう○こをしてしまった。

昼休みのしかも食事中に読んでしまった人には大変申し訳ないが、そういうことである。
排泄される部分が十文字に裂けてしまうような岩石にも似たいやそれとも栗のイガか?というような堅物だった。腹が下ったときとはまた比べものにならないようなつらさ。ちょっとずつ出しては筋肉で締めて切るということの繰り返しで、うんうんうなりつつ排泄した。途中ウォッシュレットの高温で溶かしてみようと思って噴射してみたけれど全く効果はなく、むしろその後陣に控えているやる気満々の健全なうんこ達の刺激になってしまって、よけいにつらくなった。うんうんうなりつつも、どうしてそんなことになってしまったのかを一生懸命考えてみた。

もしかしたらこれは鮎が原因なのではないのだろうか。先日またまた湾奥の連中とともに那須の梁に鮎を食いに行った。そのときも10匹弱の鮎を骨のかけらも残さずに全部平らげたのだが、その鮎の骨やら頭やらの堅い部分が未消化ででてきて俺の肛門を苦しめているのではないのだろうかと考えた。タイミング的にはあのころに食べたものが出てくる頃なのできっとそうなのだ。このへんは、昨日一緒に何も残さずに食べたヤナイ君あたりに確認してみたいところなのだが、彼の場合はもしかしたらその若さ故に強靱なイブクロを持っていたりして、確認するやいなや「それはNovさんが老いているからですよ」などといわれれば恥ずかしいばかりでまったく返す言葉もないので、もし万が一彼の方から「堅いの出ませんでしたか」と聞いてきたら素直に答えることにしよう。また一緒に行った村岡氏にも確認してみようかと思ったが、彼の場合は要領よく骨、頭などは美しい奥様にとってもらっていたのでこんなひどく堅いものには苦しめられてなさそうな気がする。こんなことを電話で確認して、彼のAREAあたりに書かれでもしようものなら、東京湾奥の全てのシーバサーの知るところとなってしまう。そんな恥ずかしいことは死んでもできないので確認するのをあきらめた。というわけで、目下奮闘中の堅物であるが、何度も踏ん張ったり切ったりしているウチにようやくその全貌が現れてきたようだ。「ようだ」というのは、べつにそれを目視で確認したわけではなく想像で語っているから「ようだ」になるわけで、もしも本当に目視で確認したらいったいどういう状態になっていたのだろうか。鮎の頭や骨が所々突き出たイガイガ状態の堅物だったのだろうか。血も出ているだろうしなぁ。それも大量に出ていたりしたら驚いてしまうなぁ。白い便器が真っ赤に染まっていたらどうしよう。などと想像ばかりがふくらみ、とうとう便器の中をのぞくことはできなかった。

数時間後、無事に出終わり、ウォッシュレットでシャワーリングして流すまでの間ものぞくことはしなかった。だって真っ赤だったら怖いでしょ。というわけで正体不明。そして痛い痛いとおけつを押さえつつ出勤したのだが、電車のシートに座ってふと怖くなった。これで遠くの勤務先の駅について立ち上がったときにおけつおよびこのシートが真っ赤だったら怖いなぁ。今日は色の濃いズボンをはいているのでそんな目立つことはないけれど、でもこの京浜東北線のシートが赤く染まったら目立つかもしれないなぁ。人々はボクの後ろ姿を非難の目で眺めつついったいこの人に今何が起きているのだろうかといろいろ想像されてしまうのだろうなぁ。約2時間ののち、駅について立ち上がるとき、そっと後ろを振り返ってみたが、だいじょぶだった。

おしまい。




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