ヒイカ釣りに行ってきた
以下のレポートについては、現場の常連・・・いわゆるヒイカマニアからすれば、
「ナニ言っちゃってんの??」と思っちゃうような内容だけれども、
初めてシャくったんだからしょうがない。
ヒイカっつーと、たまに小柴の港の直売所なんかでテグリ船で採れたというちっちゃなイカを見たことがあるけれど、東京湾の奥で釣れるとは夢にも思っていなかった。
爆釣速報でも少し前に船橋方面の港で、それこそ一晩に100だ200だという釣果のレポートを抜粋したことがあって、湾奥で釣れることにびっくり仰天したとともに行けるもんなら行ってみたいなーとツネヅネ思っていた。
だけど、シーズン的にちょうどでっかいシーバスのチャンスバクバクと重なっていたこともあり、また「ファミリーエギングの巻」で紹介したような家族連れで車を背負って気軽に出来るような安直な釣りではないようなので、なかなか行くに行けないでいた。
イカ釣りに関してはイカイカ大好物の我が妻の承諾が必要なのだ。
そんな折り、またまた贅沢仕掛け人の東京湾奥シーバス情報の村岡氏からお誘いがあり、
「ヒイカを釣って、沖漬けして酒呑むべ」
と言われちゃあ、行かねばなるまい?
時は11月の某日。その村岡氏、それからチームシースルー代表の小田桐氏、そしてチーム糸団子代表のkam氏、んでボクの酒呑み4人組みでの釣行となった。
イカイカ妻には、おみやげを約束して・・・。
なんでも、ヒイカっつーのは電気を焚いて寄せるらしいね。
ぽーたぶるな電気で濁った水面を煌々と照らしていると、
やがてどこからともなくイワシ、ぞーりむし等のベイトがわらわらと寄ってくる。
不思議なもんでいままで真っ暗だった水面に一筋の明かりがともると、
そこから残酷な食物連鎖がはじまるのである。
イワシに混じって大きめの魚の陰が現れた。
シーバスである。
すると、いままでエギスッテをしゃくっていたみなさん、いつのまにかルアーを結んでいる。
このへんはさすがに生粋のシーバサーですね。
村岡氏、小田桐氏、次々とシーバスをGet。
彼らに言わせりゃ、ヒイカが食われちゃ大変だ!ってんで、シーバス退治なんだって。
なるほどね。
ここでボクが見たまま聞いたままにヒイカの釣り方をご紹介すると、
まず、いる!といわれている場所に行く。
そしてエギスッテをしゃくる。
エギスッテってのはちっちゃいエギ。
キーストンモンローエギ & モンロースッテ
写真で言うと下の4つ。
一番上が皆さんがよく目にするいわゆる4号(4寸)だから、
その小ささが分かりますね。
周りの人には1.8寸とか2寸がいいよっていわれた。
これをライトタックルでしゃくる。
釣れてくるイカそのものが小さいから、タックルもオノずとライトになる。
ロッドはトラウト用のぺなぺなロッド。
ラインは3ポンドとか4ポンドとかの細〜いライン。
その先にエギスッテをむすんで投げる→沈める→しゃくる→沈めるってかんじ。
活性の高いときには照らしたライトに寄ったイカが見えるそうで、
そんなときはかなりエキサイトな釣りができるらしい。
今回はもうシーズンギリギリ終了前ということもありそこまでエキサイトな状況にはならなかったけど、ある程度沈めたエギスッテを船アオリよろしくしゃくって、待って、しゃくって、待ったときに「とん!」と乗った。
あくまで「とん!」である。
バディが小さいからね。
超高感度ライトタックルだから、ぴゅっぴゅっって引くのが分かる。
これはかなりおもしろいよ。
抜きあげるとイッチョマエにスミなんかはいちゃったりして、ニクいちび助である。
今夜は漬けちゃうほど数が出なかったので、すし職人小田桐氏に刺身にしてもらっちゃいました。
このイカ、少し寝かせると甘みが増す種類と見た。
でも新鮮なこいつもそれなりにコリコリしておいしかったよ。
ん〜ハマるのがもう少し早ければ、毎日のように行ったかな。
ま、道具はそろったし、来年を楽しみにしよう。