富津のランカーシーバス 95cm

今回の釣行は、チーム結成以来はじめてメンバー全員が集まり釣行するということで、前日から気合を入れてタックルの準備をして、ワクワクして寝つきも悪く寝不足ぎみで出発しました。

今年は、異常気象でもあり、黒潮も房総半島の近くを通っているようで、この時期にしては、なかなか水温が下がらず、釣りに出ても不調の日々が続き、サイズもフッコサイズが多かったです。しかし、ここ数日の寒さで水温も少し下がりだしたようなので、思い切ってタックルをヘビータックルに持ち替えいつもの遠浅のポイントに向かうことにしました。仲間内では、“そんなタックルではまた釣れないよ!”と罵られながらも、1ozオーバーのルアーを投げることにしました。

夕暮れにポイントへ到着すると、強風と寒さの中すでに他のアングラーもウェーディングの準備しており、私たちも満潮時から下げを狙うために、急いでそれぞれのポイント散らばって釣りをすることにしました。いつもの年よりまだ水温高いかな?と思いながら、18cmクラスのルアーを投げながらかけあがりを丹念にリトリーブさせていきました。しかし、バイトどころか気配を感じないのです。

少し場所を移動しながら、13cmクラスにサイズを落とし投げつづけました。等間隔に釣り人が入っているので、あまり移動も出来ず潮も下げはじめて2時間半が経過しており少しあせりを感じた私は、今度はシャローからボトムまで対応し、かつ飛距離のかせげる11cmクラスのリップレスシンキングミノーにチェンジし遠投することにした。強風の中をブッ飛ばし、沖の潮目を狙いキャストしました。

2投目で、急に「ガツン」と動かなくなった。底をトレースしていたので、根がかりかと思った瞬間、首をふる感触がブルブルとロッドに伝わってきました。しかも今までに無い非常に重い引きで、ロッドが弓なりになったままドラグも出ていってしまうのです。ドラグを締めなおしファイトを繰り返しながら、なかば強引に何とか膝元まで寄せたのですが、魚体が大きく思うようにランディング出来ず苦戦しました。やはりウェーディングでランカーサイズをランディングするのは難しく、やっとの思いでハンドランディングし、岸へそのまま引っ張っていきましたが重くて、口も大きくて指からも出血しながらのランディングになりました。

メジャーをあて、95cmの美しい魚体を前に身震いしてしまいました。自己最高記録の更新の瞬間でした。カメラを所持していなかったので、メンバーを携帯で呼び、到着したメンバーもこの魚体にびっくりで、とりあえず撮影をして蘇生しようということになりました。

90up-yotaro

また次回も楽しませてもらいたいと願いながら、弱った魚体に30分以上かけ蘇生をほどこし元気になるのを確認してから静かにリリースして今回の釣行を終了しました。

周囲で撮影&蘇生に協力してくれたRodMagicメンバーの仲間と私の記事を掲載して頂いたNov様にこの場をかりて御礼を申し上げます。

アングラー: ヨタロー
日付: 2003年11月23日pm18:30 (大潮)
ポイント: 富津
サイズ:95cm(叉長93cm)
タックル
ロッド SAURUS ブラックフィン YORUMARU 70
リール SHIMANO AXIS Ver.2 100
ライン VARIVAS S 14LB +VARIVAS 30LBリーダー
ルアー Maria ブルースコード115mmVtype(カラーBBH)

※Report・・・ヨタロー
※Special Thanks・・・RodMagic