最近好調というポイントへまた着てみた。
前回はここでかなり型の良い奴を足元でばらしているので気が抜けないポイントの一つ。
おまけに茨城の釣り人Mさんは80cmクラスを仕留めている。
嫌でも期待が膨らもうというもの。
ルアーを投げ始めた頃は流れが速すぎて手に負えない状況だったがだいぶ具合が良くなってきた。
それから数投目で待望の当たり、かなりハッキリした当たりだったのだがフックアップまでは至らなかった。
こんな時いつも思うのだがあれだけの当たりでフックアップしないというのは一体どんなバイトをしているのだろう。
どこかに触れただけで確実にフックアップするようにフックはいつも準備OKのはずなのだが。
それからマッタリとした時間が過ぎていった。
それまで下流側にいた人があきらめて帰っていったので気分転換にそこへ入ってみたのだがそれが正解だった。
流されてきたベイトがいかにも溜まりそうなちょっとした淀みを見つけた気がしたのだ。
そのポイントにゆっくりとルアーを通すと『ジワッ』とした嫌な感じでルアーが押さえられた。
瞬間、切り株にフックが触ったかと思ったのでそっとルアーを持ち上げる感じで聞いて見ると切り株が突然走り出した。
それも猛烈なスピードとトルクでだ。
『おおっ! 魚だよ!』という感じで半信半疑の中途半端な合わせを入れていたと思う。
この引きは昨年ウェーディングして掛けたあのモンスターの引きと同じだ。
あいつは結局20分も格闘した挙句フックが外れるというなんとも後味の悪い結末となってしまった。
鯉科の魚ではないか?と半分疑いながら体制を整えると沖合いで一気にジャンプ。
これでシーバス決定。
あまりジャンプさせないようにしないと・・とちょっとだけ考えたが、ちょっと待てよ・・
今のジャンプなんかいつもと音が違っていたような・・
上流側で今度は全身が空中へ舞う素晴らしいジャンプ!・・ って、ジャンプさせちゃいけないんじゃ・・
ちょっと慎重にやろうとロッドをねかせると、今度は上流に向かってグイグイと突っ込んでいった。
使っているのは8ftのライトロッドに新品のC3000+US表示6lbのファイヤーライン。
読者の皆さんが思い描いているであろう数倍以上にロッドは不必要に面白いように曲がってしまうのでラインの強度というよりはロッドの強度の限界に来るとドラグが出て行くといった設定にしてある。
なのでほぼラインは出っぱなし状態。これでは魚が取れないと判断、少しだけつまみを右にねじ込み沖に走る魚と格闘する事数分、ついにそいつは目の前までやってきた。
弱っているのかノタノタと背びれを見せているが油断は禁物。前回はここで玉網を差し出した瞬間ゆっくりと川へ帰っていったのだ。
満身の力を込めて(ロッドがどうなっていたかは想像したくない状態だったと思うが)空気を吸わせ玉網へ誘導すると何故かすんなりと頭だけが・・・・この時魚の全身が見えたのだがデカイ!でか過ぎです。
頭+胴体2/3が入った状態でズリ上げられた魚を見て足がガクガクした。
もしかしてと思いメジャーを当てると90cmジャスト。もしかしてというのは100cm越えか?だったのだがそう甘くは無い、週一フィッシャーマンにはまだまだ高い壁なのである。
腹のフックが右顎の脇にしっかり刺さりテールのフックが下あごに外側から掛かるという理想的なものだったので今回のような結果につながったのだと思う。ベリー&テールのフックのうち3本は30度ほど伸びていたのだ。
フックを外すのに少々手間取ったが水中で蘇生を施すとすぐに元気になり仕返しのように自分の親指を
がぶりと噛み付いて尾鰭で水飛沫を掛けて元気に帰っていった。
あの調子ならまた誰かを楽しませてくれるだろう。
その後すぐ、恐らく70cmクラスであろう魚がhitしたのだが油断して根に潜られリーダー切れ。
あっという間にhitルアーをロストしてしまった。
どうもhitルアーに偏りがあるようでその後は53cmをヒットさせるのがやっとであとは小型ばかり。
3:00納竿とした。
これまで色んな情報を流してくれた茨城の釣り人Mさんには本当に感謝です。
これからもよろしくです。
【Takcle & Lure】
ROD:Air Lights 902L
REEL:Twinpower C3000
LINE:FireLine 6Lb
LEADER:VARIVAS SHOCK LEADER 12Lb
LURE:Vibration
釣り人・・・hiro1さん 茨城の海は最高!!