熱海の海 - のぶろぐ

通勤ラッシュでごったがえす東京駅に、日焼けＴシャツ短パンルックにタックルバックとシイラロッドの青年が降り立った。ん～猛烈な場違い男、Novである。もう青年じゃないかも。
この日、熱海に留めてある船を東京の江戸川まで回航する仕事のため、新幹線で熱海駅へ。「電車でShira」は初体験です。新幹線に乗っちまえばこっちのもんだ！ぐらいのイキオイで東京駅に立ったけれど、まわりはスーツにネクタイのサラリーマン。我が身をカガミに映すと猛烈に浮いていました。
乗れば１時間弱で常夏の街、熱海！町中がリゾートですね。マリーナの前にある「ソープランド」というピンクの看板が魅力的でした。
伊豆の海は初めてなのでワクワクドキドキ進路90度で三崎を目指します。途中、海から突き出す背びれを発見。イルカだ！飛び込め！と同行の社長より業務命令が出ましたが、ワタクシにはどう見てもサメに見えます。ニンゲンが泳ぐと近寄ってきて一緒に夢のドルフィンスイミングが出来るとのことでしたが、飛び込んで目を開けた瞬間にすーっと寄ってきてパク！とされるイメージが強くて夢の機会を逃してしまいました。海に行く前にジョーズを観るもんじゃありません。
進路中に交わる潮目もなく業務の船は着々と東京湾に近づいてきます。マッピルマの城ヶ島パヤオも沈黙。あ、ペンペン一回ばらしました。そしたらもう何もいません（泣）
三崎に近づくとゴミが目立ち、シイラも目立ちはじめましたがも一回バラシて終了（号泣）
東京湾に入ると波はうねりからチョッピーに変わり、水の色も紺碧からどす黒く変わっていきました。なんだか涙が出てきました。きったないね、東京湾。
ちょっとだけ、ちょっとだけ味わうことができた夏のシイラでした。