濃霧の中の出航、一路海ほたるへ。
アジサバ根魚シーバス五目の旅です。
濃霧=風がないから海は凪いでいるのだけれど、なにぶん真っ白。
ホワイトアウトでも言ったらいいのかしら、景色はまったく見えません。
旧江戸川の河口からは183度で突っ走ればアクアラインの橋に当たるのでコンパス頼りの航行です。
こんな時思い出すのが3年前の夜、タイクーンで宴会をやった帰り道に霧に会いました。
横浜から東京灯標までは見えていたのですが、そこからだんだんだんだんと・・・・
すでにディズニーのホテルの明かりは見えないのでこれもコンパス便りの航行。当時のうろ覚えの角度が仇となりふと気づくと水深1メートル。しかも周りには黄色いピカピカが・・・
目的地の旧江戸川河口にはこんなにたくさんの黄色いピカピカは無いし、ここはどこ?あれれ?な状況。水深も危険水位なので動くに動けなくなってしまいました。
恐る恐る来た道を戻るように走ると緑色の航路ブイが不意に現れ、文字を読むと「船橋1」
!
ここは三番瀬。ずいぶんそれてしまったようです。
きっともう戻れないのでその場にアンカーを打ちました。
霧中の恐怖は止まっていても突っ込まれること。
目を凝らしても伸ばした手の先も見えない濃霧。手を振り回すだけでしっとりと濡れてしまいます。
耳を澄まし、ある意味開き直ってステイしました。
霧は3日も続かない。
霧なら当然波はないので静かなもんです。
眠ってしまえ・・・ぐらいのつもりでいましたが、そよそよと吹き出した風と共に霧は去り、無事に帰港することができました。
写真アップロードしようと思ったけど、真っ白ケな写真なのでアシカラズ。