カツ丼

お昼にカツ丼を食べたら急にカツ丼の気分になった。
ボクには想い出のカツ丼があって、それはばあちゃんのカツ丼。
もういないので二度と食べることはできないが、肉屋兼食堂をやっていた父の実家に行ったときに出してくれるカツ丼。今でも世界一だなぁ。
世の中には箸で切れるカツ丼や3000円ぐらいするカツ丼など千差万別、色とりどりのカツ丼があるが、ボクの想い出のカツ丼にはかなわない。
古い肉屋にありがちなコロッケ揚げ器で揚げたさくさくのカツが乗ったカツ丼。
どんぶりの蓋が閉まらないぐらいに山と盛られたご飯に乗せてトロトロの玉子でとじてあるカツ丼。
思い出すと涙がにじむ旨さなんだよなぁ。
しかも「おつゆだよ」と、ラーメンが一杯でてきて、それを大食いだった頃のボクはカツ丼のおかわりとともに、計3つの丼をよく食べたものだった。
今日はオリジンのカツ丼。
同じく近所にカツ屋のカツ丼。
もうチョットおいしいまいせんのカツ丼。
カツ丼カツ丼?
カツ丼カツ丼。

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