花火見物の醍醐味は真下から見ることである!と誰かが言ったかな?その昔、隅田川の花火大会は徹夜テントで命がけの場所取りをしたものだが、年をとったせいかまったりと見ることが多くなった。
足立の花火は荒川を舞台に毎年50万人以上の人手がある大花火大会だが、この花火の見物のために川沿いの立地のいいマンションの最上階に親戚が席を設けてくれているのである。今年はハヤリの大画面液晶テレビの導入で、外はボンボン大花火、室内はケーブルテレビの解説付きでまさに至れり尽くせりの花火宴会であった。
回りを見渡すとどの部屋のヌシもビール片手に花火を見物しており、足立の土地柄のせいか「たまやー」だの「かぎやー」だのと拍手大喝采のだみ声が飛び交うのだが、どこからか「ち○こー」とか「う○こー」といったお下劣用語をここぞとばかりに叫んでいる子供がいる。まったく親の顔がみたいと思ったら我が子であった。
近年、不景気のあおりで花火のスポンサーの減少がすすみ、球数が少なくなったとか全体的にしょぼくなったとかいわれているが、なんのなんのそんなことを感じさせない立派な花火大会であった。
魚たちもビックリしちゃうんだろうな。
さて次回は浦安、そして江戸川、東京湾と大好きな花火大会が続く。