アオリイカのボートエギング

さてまた朝日。
どうも時間貧乏のワタクシは唯一の大型連休であるこの正月休みを有効に使っているんだかどうなんだか。
正月につきもののお酒をほとんどヤらず、無駄な睡眠は一切とらず、太陽より早く起きて夜はそれなりに早く寝る毎日を過ごしております。

おーおー快晴！ベタ凪！とまだ暗い東京を出発した我々イカした一行は、館山道を降りて最初のローソンに着いた瞬間に打ちのめされる。風、吹いてますね？？

恐る恐る港に電話すると、「北風9メートル吹いてますねぇ、ちょっと出港見合わせ中なんですが・・」と少々頼りなさげな声が電話の向こうから聞こえてきた。それでもイカイカの気分が押さえられない我々はとりあえず行ってみようじゃないか！と現地に押し掛けてみると、少々びゅーびゅー、少々白波といった状況。レンタルボートの受付に行ってみると、「ま、なんとか出られるでしょう」という判断でエギングのやりづらそうな海になんとか出ることができたのでした。

待ちに待った館山のボートエギングのスタートです。
浅場がメインの釣りなのでSQUIDLAW スラックジャーク8.6フィートが火を噴きます。
出港停止ギリギリの風に悩まされながら20〜10メートルのカケアガリを丹念に探っていくのですが、この風が強い・・・というのが本日の釣果言い訳の前置きになるんですね。

開始早々、3段シャクリの雄、同行のムネト氏が200gぐらいのアオリイカを立て続けに2杯GET。
今日はいいんじゃないの？いいんじゃないの？を予感する本人の満足げな顔が印象的でした。ね？

次にボクに乗ったのはキロ級のモンゴ。
底まで沈めた得意のマーブルサクラダイにズドン！このサイズになるとなかなか煽るから、ココロの中は「アオリ？アオリ？」でしめしめモード。慎重に寄せてくると、澄み渡った水中にグリーンの蛍光ラインがキラリ！・・・残念、デカモンゴなのでした。

怖い顔してます。このアングルの写真を撮るのはある意味イノチガケであります。

するといつのまにか僕らの死角で餌釣りに励んでいた磯の雄、ゆずるさんが「キモー！」といきなりの雄叫び。振り返ると丸々肥えたカワハギがダブルで釣れているのでした。

雄叫びはたびたび繰り返されているがイカにとってはしばらくの間があいて、狙うは水深15メートル付近に鎮座するストラクチャー際。風に押されて離れつつ、テンションフォールさせているエギに猛烈なバイト！いきなりエギをひったくられてドラグが鳴りっぱなしです。まるで潜行中の潜水艦に引っかかってしまったかのようです。これは明らかにデカい！！！

一呼吸おいてからしっかりフッキングさせると、乗りました乗りました。

文章もビックリマークだらけならこのときの気持ちもビックリマークだらけでバクバクです。
！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！
こんな感じです。

アオってるアオってる、と、慎重に寄せてきて水面に姿を現したのは待ちに待ったアオリイカ。
しかも余裕のキロアップサイズ！！でもあとで水抜き後に検量したら泣きの980gでした。
おっかしーなー。何回計っても980g。水を入れて計ったら1.3kg（笑）わずかに届かなかったので、冬のキロアップ達成！の真のヨロコビは次回に持ち越しとなりました。

この後、ぱたりぱたりと乗るのは皆いいサイズ。
風下にキャストして、しゃくり上げてきたら船下でドスン！
微妙なラインの走りにこれだ！と合わせてドスン！
底付近で重見流スラックジャークでドスン！

はじめの980gに続いて、960g、750g、500g、200gと追加して沖あがりとなりました。

翌日からこの日の検証を開始。
いろいろな角度から分析してみると経験の少なさ故に見えていなかった部分がいくつも判明。ようするに場数がまだまだ圧倒的に少ないんですね。ジグソーパズルに例えるならば、1000ピースのパズルのうち、外壁の1辺が埋まっただけ、みたいな感じ。
当日現場で得た情報、そして後日の反省が次会に繋がってどんどんパズルが埋まり、それが釣果に繋がっていく。残念ながら季節は流れてしまうのでこの蓄積は次年に持ち越されてしまうことが多いのだけれど、また来年は同じような状況にあたれば、その下地が土台になって釣果に繋がっていく。

このステップのおもしろさよ！
目指すよ、エギングマスター。