ソルトウォーターアングラーズパーティー in KAGAWA

四国に行くのは初めてのことで、高知のカツオの藁たたきで悶絶したいし徳島には恵比寿丸があるし香川にはなんてったって讃岐うどんがあるし、もう一県はなんだっけ？　そうだ愛媛はなんだろな・・・みかんだ。（ごめん！愛媛）　ごめんついでに書くと、昔よく勝浦に通っていた頃、街道沿いに果物のでっかいホームセンターみたいなのがあって、そこで買った愛媛みかんが強烈に甘くて旨かった。箱買いしたんだけど、中のみかんが１個１個紙に包まれていて短く切られた枝に葉っぱが１枚付いている。なんて銘柄だったっけなぁ・・・。すごく甘くて感動したのを覚えている。

そんな四国に初上陸の機会が訪れた。きっかけは『ソルトウォーターアングラーズパーティー in KAGAWA』。

世の中には会ってみたい人っているじゃない？
書籍やWEBサイト、またはTVの画面などからなにかしらのオーラを放っている人。

その会ってみたい人が今回のパーティー主催のHAMAさんっていう人で、四国の香川県でCOOL “”CRAZY”” HUNTER in HAMAってWEBサイトを持っていて68cmのとんでもないランカーグレを釣っちゃったり116cmのタイリクスズキを釣っちゃったり3.6kgのアオリイカを釣っちゃったり最近ではメモリアルなアカメも手にしている。

記録的に釣りが上手い人なんだけど、そのなんて言うかなぁ。惹かれるんスよねぇ。

そんで遡ること残暑厳しい9月の頃。
自分にとっては並大抵ではない勇気を振り絞って参加表明して早割の航空チケットを押さえてホテルを取って・・・と勢いでモノゴトを進めていったわけなんですが、単身香川に乗り込んですっかり世話になってしまったのがゲンキマン。彼は八武海というWEBサイトを持っていて、ブラックバスの世界でプロフェッショナルとして名を馳せた人。イマカツが家に遊びに来るっていったいどーゆー人よ？？と気になって気になってずーっと会ってみたかった。

実際、香川滞在中はずーっとゲンキマンカーを借りっぱなしだったし、大通りから10回ぐらい曲がってあぜ道通って用水路に落ちそうにならないとたどり着けないうどん屋に連れて行ってもらったり、人生について語り明かした一夜はすっかりご馳走になってしまって同じ大型観賞魚の趣味を持っていたことが判明したり、そうだ、それで思い出したけれど飲んだ翌日香川のうどんやに行くために朝8時にホテルに迎えに来てもらったんだけど、朝ご飯にうどんはお腹に優しくて良い良いといいながらその奥地のうどん屋に到着したら朝8時だというのに長蛇の列。

この人達はもちろんうどんを食べるために並んでいるんだけど、今じゃ東京のラーメンだってそんなに並ぶ人はいないと思うんだがね。並んで並んで手に入れたうどんを思い思いの場所で食べるこのかっこよさ。香川っていいよなぁ。としみじみ思った一幕でした。

さてパーティー当日、夕方から会場周辺は異様な盛り上がりを見せ、まるで香川県民がすべて集まって来ちゃっているんじゃないかというぐらいの人人人。中には雑誌でお見かけするようなアングラーさんもちらほらいらっしゃっていてHAMAさんの人望の厚さをあらためて思い知る。最終的には県内外から192人が集まったんだって。本来であればここで強烈に怖じ気づいてしまうのだが、HAMAさんやゲンキマンのイキな計らいで前日のうちから香川の様々な人に紹介していただいていたので割と気楽に場に入ることができた。

その後のパーティーの様子は爆釣速報のリンク先やしまっさんの深夜釣行でもたくさん紹介されているので割愛するけれど、参加した香川の人たちのサイトを見れば一目瞭然。そのだれもが「楽しかった！」と口々に言っている（書いている）し、ボク自身過去のパーティー経験において、あんなに早くビンゴ！したのは初めてのこと。あっというまに終わりの時間が来てしまって話したい人の1/10も話せなかったんじゃないかな。

ビンゴの賞品はスライトエッジ1年分！

このパーティーには2次会もあって、これもHAMAさんやゲンキマン、パーティー進行のスタッフの人たちの好意で参加させてもらうことができた。会場まで貸し切りバスで移動でっせ。いったいどこからドコまで綿密に練られているんだろうこの計画は！？！ってぐらいの周到さで感心することしかり。また付いたテーブルがこの会でもっとも異常な盛り上がりを見せるグループで、乾杯で開いたグラスは数知れず。飲めや歌えやの大騒ぎで周りが恐れて近づかなくなったとかならないとか。会の終盤、その集団から抜けたボクはHAMAさんとの会話のチャンスを得ることができ、ようやくじっくり、といっても数分のことだけど、杯を交わすことができた。滞在中けっこう一緒の時間を過ごすことはあったけれど、彼とこうして酒を飲めたのはこの数分だけ。次回はじっくり飲みながら話をしてみたいなぁと思ったのでした。

つづく　　にしようか？文字数が多くなってきちゃったな。

翌日の夜は、これもゲンキマンの計らいで瀬戸内のボートシーバスを体験。初めて出た瀬戸内海の工業地帯はまんま東京湾のナイトシーバスなんだけど、時に激流、時にタチウオの襲来と少々ふだんと勝手が違って思うように釣果を伸ばせず。

でもね、となりではピュアフィッシングのジェイソンが投げているし、後ろからはHAMAさんが撃てーとか釣れーとか叫んでるし、ゲンキマンが操船してくれてシンヤくんがランディングのサポートまでしてくれるという大名釣りを体験できただけでもじゅうぶん幸せ。日本語達者なジェイソンがまーまーまーって早口でなぐさめてくれたからALL OKなのさ。

文章にすると駆け足の4日間だったけど、日中の空いた時間はホテルで爆釣速報の更新をしたり、ゲンキマンから借りた車で漁港めぐりをしてアオリイカを釣ったりしていたからとても充実した四国遠征だった。朝や昼は毎食のようにうどんをたべてすっかりうどん中毒になってしまった。すこし心残りなのはホテルの温泉に入れなかったことかな。ずっと出っぱなしだったってのもあるけど、いざシャワーを浴びようと思ったらパンツを忘れたことに気が付いて青くなったさ。その足ですぐユニクロに買いに行ったけどね。

けっきょく香川には金曜日の昼から土日をすごして月曜日の昼までいたんだけど、最後の最後はHAMAさんに駅まで送ってもらっちゃって電車の時間までお茶をご一緒してもらった。ここでようやくこの街に一人で来るつもりになったきっかけを伝えることができた。まるで愛の告白だなこりゃなんて思ってた。でもなかなか素で人に気持ちを言える事なんてないし、言える相手だったので素直に言えた。きっとこんな人が将来BIGになっていくんだな、本当のカリスマなんだなと思いながら、名残惜しかったけど、改札でさよならした。

本当にHAMAさんをはじめ、ゲンキマンや香川の皆様にはお世話になりました。
また、パーティー会場や２次会の席で温かく接していただいた皆さんにもこの場を借りてお礼を申し上げます。

ありがとうございました。