鮎

海ばっかり、ってのもなんなので川に。
Novの夏はひのきやに始まりひのきやに終わる。と誰も言っていませんが自分で決めました。幼少の頃から実家の位置関係で親しんできた鮎。塩焼きをたべることができる「梁（やな）」は数あれど、こうやって川を見ながら目の前で焼ける鮎を待てる場所はそうありません。行くとたいていは焼き上がった鮎を皿に並べてはいどうぞ、というところが多いのが実状。その点ひのきやは川遊びはできるし、焼き場はきれいだし、眺めはいいしワタクシの大のお気に入りスペースです。

少人数で焼くとさすがにおっさんはそんなに食べられませんから並ぶ鮎の数もたかが知れていますが、となりでやっていた大宴会連中の焼き場にはずらりと鮎が並んでおり、てやんでぃ、オレだって高校生の頃は独りで26本並べて食べたことがあるんだぞ！と虚しくムカシの記録にココロの中で意地を張ってみたりしました。

焼ける鮎を待つあいだに生ビールを数杯やっつけ、鮎が焼けちゃぁまた生ビールをやっつけ、仕上げに3号の鮎メシ土鍋を待つあいだに生ビールをやっつけ、土鍋ができちゃぁ生ビールを・・・。

夏の生ビールを飲むシチュエーション随一の梁。
もうすぐ、夏は終わりです。
が、簗場は落ち鮎の本番を迎えます（嬉）
と、締めくくりたいところでしたが、帰りに集中豪雨に遭いました。
場所は東北自動車道上。ぴかごろごろのあと、まるでバケツをひっくり返した、いやバケツどころじゃないな、なんだろ。もっとすごい水量をひっくり返したようなアメに襲われました。ワイパー最強でも前が見えない。もっと早く！オネガイ！もっと！ワイパー早く！って感じ。止まりたかったけれど、止まると後ろから突っ込まれるの間違いなしの状況だったからゆっくりゆっくり何とか走って佐野ＳＡにたどり着くとサービスエリア全体が停電していました（泣）
とうぜん厨房も停止。佐野ラーメンおあずけのロウソク１本。

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