「ねー、Novさんはどこのファン?」
40年近く生きてきて、今まで何度この質問を受けたでしょう。
野球大国日本ですから、話題の「掴み」としては王道のこの台詞。
残念ながらそのあとの話題について行けない自分がいました。
それが、この日。
もうとっくにご存じの方には常識すぎて笑っちゃうことなのかもしれませんが、チケットの前の段階である「引換券」・・・?ってものをいただいたボクは、席が用意されているものだと思って長男と一緒に観に行く約束をしちゃうんですね。
ところが雨。
いろいろと調べてみるとこの「引換券」で引き換えられるのは東京ドームの天井にとっても近い席でしかもファールグラウンドの上、ホームランボールが飛んでくるチャンスすらないのです。
さらに午後1時から引き換え開始で、決まった席数が無くなるとあとは立ち見・・・(嫌)。席が取りたきゃ午前中から並べ・・・と。
外は雨。
正直、やめちゃうか?って何度も思いました。
でも、ココで思うのです。
オトナの都合で子供の夢を奪っちゃいけない、と。
ボクが野球人であれば、子供も健やかに野球方面に成長し、小学校中学年ともなればびしばしキャッチボールができて友達と野球のひとつもするだろう、と。
しかし現実にこのまえ子供に言われた台詞。
「パパ、ボク、打てないんだ・・・」
教えられなくたって、雰囲気を伝えることはできる。野球を好きにすることはできると思って決めたウマレテハジメテの野球観戦。雨だろうとナンだろうと並ばなくてはオヤジ失格とばかりに午前中の早い時間から後楽園・・・並ぶ・・・そして席を取ることに成功しました。
一度帰宅して、定刻に現地入り。
なんか、もう目映いです。階段を上がってグラウンドを見渡す位置に立った時、目映すぎて目がしばしばしました。
それだけでボク、感動。
チケット片手に席を探すと、ありました。 端、通路前・・・良席です。
すると次から次へとTシャツ短パンのお姉さんがビールを売りに来ます。
次々と頼みます。ビール、うまいです。
2回だったかな、味方にホームランが飛び出すと、周りの人たちがオレンジ色のタオルをぐるぐると回しています・・・??・・・一呼吸置いて、売店にダッシュしました。
これも息子のため。次回のぐるぐるに備えます。ついでにみんなが叩いているダブルメガホン(でいいの?)も買ってきて首にぶら下げました。
そして最終回。
このままだと巨人負けちゃうね。という気配が濃厚にボク達、及びボク達の周り、そして球場全体を包み込んでいました。
ランナーがポツ、ポツと二人出て、次の代打、一球目。
こんなドラマチックな展開があっていいのでしょうか。
代打逆転サヨナラホームラン。
タオルはもちろんぐるぐる。
通路に躍り出て飛び跳ねているボクたちがいました。
大声でわめきちらし、日々のすべてのあれやこれやを発散しているボクたちがいました。それでもぜんぜん浮いていない。自分の声も聞こえないような状況だったのです。
興奮冷めやらぬままに退場する人々の群れに飲まれ、球場を後にしました。
息子のアタマには「G」のマークが入ったメッシュの帽子がしっかり乗っていました。
息子よ、おまえも今日から野球人だ。
2009年5月3日 at 11:05 AM
ビール売りのオネエさんを盗撮っすねw
私、球技が苦手で いつもほぼ話についていけません
しかもゴルフもやらないし。。。
お陰で烏賊バカで誰もが納得しておりますwww
2009年5月5日 at 2:55 PM
偶然の映り込みですね。
言われて初めて気がつきました・・・。
同じ種類のおバカさんってことですね。
親近親近(^^)