餃子の食べ方

いつもいろいろおいしいモノを造ってくれて場を湧かせてくれる地元の家飲み友達の一人が天皇陛下の外遊先に食事を作りに行くことが決まり、どうりで君の料理はおいしいわけだ、とはげしく納得しながら壮行会をかねて餃子の王将で飲んだ。

はたして陛下はこの餃子を食べたことがあるのだろうかという話題から始まり、ぜひ餃子は醤油やラー油ではなくて、大量のブラックペッパーのみで食べてもらいたい!などと時折バンバンとテーブルを叩きながら結構な量を飲んでしまった。

おぼろげな記憶をたどるとその後我々は川っぺりの公園に缶ビールもろとも移動し、口々に恐妻がなんだー!小遣いがどーしたー!と叫びながら夜風に吹かれているとその恐妻たちが集まっているお宅から呼び出しがかかり、もうすでによれよれのへろへろになっているにもかかわらず、恐る恐る家飲みに突入。

その頃からの記憶が一切無く、だれかの乗ってきたママチャリの子供席に座って嬌声を上げていただとかどこかの植え込みに大の字で突っ込んでしまっただとか、後日談の武勇伝だけが聞こえてくる爽やかな初夏の午後なのでした。

あー、まだ頭痛い。

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