久しぶりに実家に行くと、前日より先入りした子供達が懐かしいおもちゃで遊んでいました。
ネコ玉鉄砲。
ボクが子供の頃、那須のおばあちゃんの家に行くと父がよく作ってくれました。
このネコ玉鉄砲を今回エントリーしようと思ってネットで調べてみたのですが、「ネコ玉」や「ネコ玉鉄砲」では該当せず、実に30数年の月日を経てこの日始めて真実にたどり着いたのです。
父が材料として使う竹を「しの、しの」と言っていたのは「篠竹」。いわゆるアズマネササなどの稈(かん)が細く群生するタケササ類の通称だったようです。そしてその篠竹でつくった篠竹鉄砲は各地の手作りおもちゃとしてむか~しむかしの子供達に親しまれていたようです。
そして玉として使われていたものは、当時「ネコ玉」と呼ばれていました。地べたにあるもっさりしたおかっぱアタマみたいな葉をかき分けるとコバルトブルーの実があって、それを大量に確保し的当てなどして遊んだのですが、これも「ネコ玉」は該当せず。調べてみると「竜のヒゲ」という植物の実であることが判明。
ボクが子供の頃に大好きだったおもちゃは「竜のヒゲの実を使った篠竹鉄砲」ということになるのでした。
さすがに近所には「ネコ玉」は無く、子供達はティッシュを濡らした「偽玉」でパンパンしていました。
ちょっと懐かしかったもので。